婚姻届/住所・氏名変更等の手続き

2017.02.28

他人同士のふたりが新しく家族を築き上げるためには、新たな戸籍を作る作業が必要になります。それが、婚姻届の提出。ここでは、届出の方法のほか、住所や氏名変更の手続きについて触れていきます。

婚姻届の提出

まずは近隣の役所、出張所などで婚姻届をもらってきましょう。お住まいの市町村に限らず、どこの自治体でもOK。戸籍課で手に入れることができます。婚姻届に記入をする際は、以下のことに気をつけましょう。

 

【本人が記入】

署名欄には必ず本人が記入します。すべて旧姓で書く点にも注意しましょう。押印欄には実印ではなく、認め印を使うこともできますが、ゴム印はNGです。

 

【転入のタイミングに気をつけて】

住所欄には現在の住所を記入します。婚姻届と同時に転入届けを提出する場合や、すでに転入届けを出している場合は新住所を記入します。

 

【どちらの姓を選ぶ?】

夫もしくは妻、どちらの姓を名乗るかを選ぶことができます。選んだ方が戸籍の筆頭者になります。

 

【新しい本籍について】

夫婦どちらかの本籍地や新住所を記入するケースがほとんどです。すでに戸籍筆頭者になっている人(分籍・離婚などの理由により)の籍に入る場合は、これを記入する必要はありません。

 

【証人をお願いしましょう】

結婚を申請するには、成人2名の署名と押印が必要になります。両親や兄弟などの血縁者だけでなく、友人など誰にお願いしても大丈夫ですが、夫婦であっても各人別の印鑑が必要になります。

 

【提出時の注意点】

婚姻届は、結婚前の本籍地、新しい本籍地、所在地のいずれかの役所で受け付けてもらえます。戸籍課の窓口へ提出する場合、その場で訂正を求められる場合があります。そのため、届出人の印鑑を持参する方がベター。運転免許証など、官公署などが発行する写真付きの身分証明書も必ず持参を。基本的にはふたり揃って提出できるのがベストですが、代理人や郵送という方法も可能です。

戸籍謄本の提出

婚姻届と一緒に提出するのが戸籍謄本です。本籍のある役所から手に入れる必要があります。本籍が遠方の場合、電話で問い合わせ、返信用封筒を送って手配することも可能ですが、1〜2週間かかることも。早めにお願いしておきましょう。また、戸籍謄本は発行手数料が1通450円(*1)かかります。

*1 2017年2月現在

届出の対応時間

届出は、土日・祝日も含めて24時間いつでも可能ですが、窓口が閉まる夜間や休日は宿直の方に預かってもらうことに。特に間違いがなければ提出日が婚姻成立日になりますが、不備がある場合は後日訂正にいく必要があり、入籍日が変わってしまうので注意を。

住所・氏名変更等の手続き【口座・カード・保険】

まずは銀行口座やゆうちょ銀行の口座の手続きをしましょう。銀行の住所変更は、通帳と届出印を持って最寄りの銀行窓口へ行けばOKですが、支店変更をしたい場合は、移転先の窓口へ行きましょう。ネットや電話のみで手続きできるケースもあります。氏名変更の場合は、通帳、キャッシュカード、旧印章と新印章、戸籍抄本など氏名変更を確認できる書類を持って、近くの銀行窓口へ。

ゆうちょ銀行の場合、住所変更時は通帳、印鑑、住所変更済みの運転免許証など新住所がわかるものを持参してください。氏名変更の場合は、通帳、キャッシュカード、旧印章と新印章、住所変更済みの運転免許証などを持って行きましょう。

クレジットカードの住所変更は、電話のみで手続きが完了します。氏名変更については電話で書類を請求し、郵送されたものに記入して送り返せば、新しい名義のカードを送ってもらえます。生命保険については、結婚後の内容見直し、受取人名義変更など、考え直すべきポイントがたくさん。契約する保険会社と相談しながら、じっくり検討を。

住所・氏名変更等の手続き【自動車・バイク】

婚姻届を提出し、本籍や住所・氏名すべてが変わってから運転免許証の手続きをしましょう。新住所を管轄する警察署及び、運転免許試験場で行えます。その際、運転免許証と、新しい本籍や氏名が記された住民票など、住所の証明書を持参します。証明写真が必要になるケースもあるため、事前に確認する方がいいでしょう。

さらに、自動車登録の変更をする場合も、まずは所轄の警察署へ。新しい車庫証明を取り、引っ越しから15日以内に運輸支局、軽自動車の場合は軽自動車検査協会で登録変更を行います。手続きの際は、自動車検査証、新姓の印鑑、自動車保管場所証明書、新旧の住所が記載された住民票と戸籍謄本が必要になります。車の手続きは煩雑で、ローン支払い中は所有者がローン会社になるなど、所有者と使用者の違いによっても方法が変わります。このため、代行業者やディーラーにお願いする人が多いようです。

バイク登録は、125cc以上は新住所所轄の陸運支局へ。125cc未満の場合は新住所の役所へ問い合わせを。JAFやディーラーへの手続きも忘れずに行いましょう。

住所・氏名変更等の手続き【パスポート・海外旅行損害保険】

海外への新婚旅行や、海外ウエディングで必ず必要になるパスポート。申請は、住民票のある都道府県のパスポート申請窓口で行います。

新規で申請する場合は、一般旅券発給申請書、戸籍謄(抄)本、写真付きの身元確認書類、住民票の写し、写真が必要になります。手数料は、10年用が16000(*2)5年用が11000(*2)です。発給まで1週間程度かかります。

すでにパスポートを持っている場合、結婚によって姓が変わった時点で記載事項変更旅券という方式のパスポートも申請できます。その場合、一般旅券発給申請書、戸籍謄(抄)本、現在のパスポート、住民票の写し、写真を持参して手続きへ。手数料は6000(*2)です。

その他、パスポートの有効期限が間近の場合、切替発給申請もできますが、残存有効期間に気をつけてください。渡航先によっては、6ヶ月以上必要な場合があります。

発給申請の際、婚姻届の提出時期を考慮しておきましょう。パスポートの記載名と、航空券のローマ字表記を揃える必要があるからです。挙式当日に婚姻届を出し、すぐ新婚旅行に行く場合は、旧姓のパスポートでも問題ありません。ただ、トラブルに巻き込まれた際、身元確認作業に時間がかかるケースがあります。

また、海外挙式の際には、「独身であること」が前提のリーガルウエディング、婚姻後のふたりを祝福するプレッシングウエディングのいずれかによって、旧姓or新姓のどちらでパスポートを申請するかが変わります。手続き前によく確認を。

パスポートと同様に、海外旅行の必需品、クレジットカードの名義にも注意しましょう。パスポートの姓名と揃えておく方が安心です。海外旅行損害保険は、婚姻届提出前でも、受取人を夫や妻に設定できるため、保険会社と相談してみてください。

*2 2017年2月現在

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